サウナ

人生に迷ったらサウナに行け。サウナばなし その1

裸の付き合い、たまにはちゃんとしてますか?

いいですよね、アレ。本当に人生には必要なものだと思います。必要というか必須。アレがあるだけで人生3割ぐらいは楽になります。

そう、サウナ。

ジブアシは疲れた時サウナに足が向かいます。サウナに入りたいだけだからスーパー銭湯まで行くのは面倒くさいので、もっぱら近くの銭湯です。銭湯が身近にあるっていうのは東京のいいところですね。今気がついたけど、銭湯って都心部にはあっても田舎にはもうあまりないですもんね。淋しい世の中や。

さて、そんな銭湯、というかサウナですが、やっぱり主に来てるのはおっちゃんです。若いのはバンドマンみたいなのがちらほらと、親子連れもたまにいますね。でもやっぱり小さい町にある小さい銭湯の主役はおっちゃんです。おっちゃんずラブ。銭湯のサウナはおっちゃんずラブの世界です。

いやー、いいんだよなあの空間。

町中のサウナですからスパ銭みたいに広々としたわけでもなく、テレビもないしましてや塩揉みの壺なんてのもあるわけのない3.5畳くらいのスペースなんですが、そこに8人ぐらいのおっちゃんが熱さに耐えながら汗を流しているわけですよ。もうぎっちぎち。お互いの膝がつくかつかないかの空間で、ただひたすらおっちゃんたちが汗を流すために股間にタオルおいてじっと座ってるわけですよ。

なんだここ地獄か。

最初に銭湯のサウナ入ったときはそう思いました。

だって知らないおっちゃんの汗がツゥーって流れてる膝が俺の膝とあと1mmの距離なんすよ!なんか知らんけどずっと咳込んでるおっちゃんはいるし、悪いけど「ゴメン、体調悪いなら来ないで」って素で思いましたよ。優しさが売りの俺なのに!

お願いだからマスクしてくれ。いや、サウナでマスクが無理なのはわかる。ならせめてタオルで口を塞いでくれ。ここ、密閉空間やねんから!守るのは股間より口元や!空間中におっちゃんの咳が舞い散っとるわ!

そんでもっと厄介なのが汗を撒き散らすおっちゃん。なにが落ち着かないのか(って熱いからだろうけど)ずっと手で髪をかき上げたり身体を擦ったりしてるんですけど、そのたびに汗が!キラキラと汗が!

飛ぶっつーの!周りの人にかかるだろ汗!

ってな具合でまったく落ち着かねー!っていうのが最初の印象だったんですが、でも不思議ですよね。何回か行って、他のキレイなサウナも行ってみて、もう一度そのサウナに帰ってきたら、

やっぱりここだよな~。

なんて普通に思ってる自分がいましたよ。

スパ銭のサウナは広くてきれいでテレビもついてるけど、俺、サウナにテレビはいらん派。ただ黙々と灰になったジョーみたいに俯いて汗を流していたい。そしてスパ銭のサウナは人が多いから出入りも激しくて、いまいち空間が暖まらない。そして若い大学生が彼女の話とかを楽しそうにしてるから、ダラッとテレビ見てるおっちゃんたちの醸し出す空気となんか全然混ざり合わなくて長居したい空間にならない!そんなこんなで、なんだか落ち着かないんですよね。

それに比べて町の銭湯のサウナは・・・いい。

そこでももちろんおっちゃんたちの無駄話はあるんだけど、「あそこの爺さん、最近来ないけどもうダメだね」とか「俺がここ来なくなったらもう葬式だな~」なんて、交わされる会話が、重い!そして会話のトーンは当たり前に日常会話!

その感じがすごくいい。

年季の入ったちんちんをぶらさげながら、普段人には見せない汗を見せながら、そんな会話を普通にしてる、おっちゃんたち。

おっちゃんたちは(推定)30年以上はこのサウナに通ってる60代とかの人たちで、そりゃーもうずっと同じ町内で「よう、助さん!今日はどうだい?「いや角さん、今日はいまいちだねぇ」なんて(妄想だが)ずっとやりあってきた人たちなんだろうな、なんて思いながらそんな会話を聞いてると、

おっちゃん、かっこいいな。と、ふと思ったりするんです。

地に足のついた生き方を、ずっとたぶんしてきた人たち。そのおっちゃんたちが流す汗を見ながら、「ああ、おっちゃん、かっこいいなぁ」なんて素直に思ったりするんです。

そう思う頃にはだいぶ自分の疲れも取れてきてる。

疲れてるときには人を受け入れる余裕がなくなっているから、サウナでそんなおっちゃんたちの生き様に少しでも触れると、なんとなく心に元気が出てくる。

俺、まだ生きていけるな。

なんて思って、水風呂にザッパーンと入って、タオルで股間もしっかり拭いて、銭湯を後にするわけです。

サウナで流れるおっちゃんの汗には、おっちゃんの生き様が滲み出てる。

そこらへんにいるおっちゃんが、みんなちゃんと人生を生きてきた人たちなんだなぁ、と思うと、おっちゃんがサウナで流す汗はかっこいいです。ちょっと憧れる。

いいなおっちゃん、かっこいいな。俺もちゃんと人生を生きてぇな。

そう思います。

それがおっちゃんの汗が見せてくれた夢、おっちゃんの汗が見せてくれたほんの少しの人生の希望。

おっちゃん、ありがとう。おっちゃんたちのおかげで、俺、少しだけど元気出たわ。

でもお願い!それでも汗を飛ばすのはやめて!さすがにその汗浴びたくないから!

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ってなわけで、ジブアシでした!

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